錦織、初の決勝進出と世界９位を狙う＜ムチュア・マドリッド・オープン男子＞

男子テニスツアーのマスターズ大会であるムチュア・マドリッド・オープン男子（スペイン/マドリッド、レッドクレー）が１０日、シングルス準決勝が行われ、第１０シードの錦織圭（日本）は第５シードのＤ・フェレール（スペイン）と対戦する。

両者は同大会、初の決勝進出をかけての対戦となる。

錦織とフェレールは過去に６度対戦しており、対戦成績を３勝３敗と引き分けており、クレーでの対戦は今回が初となる。

直近の対戦は３月に行われたソニー･オープン男子４回戦でフルセットの末に錦織が勝利し、さらには準々決勝ではＲ・フェデラー（スイス）に逆転勝ちで準決勝進出を果たした。続く準決勝ではＮ・ジョコビッチ（セルビア）との対戦を前に左足の付け根の負傷のため棄権を申し入れ、残念な形で大会を終えるが、錦織にとって大きな自信を得たツアーであった。

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今大会、準決勝進出を果たした錦織は１２日付けで発表される世界ランキングで現在、第１０位になることが決まっており、日本人初、アジア人としてはＰ・スリチャパン（タイ）が２００４年３月に記録して以来の快挙となる。

そして本日の準決勝でフェレールに勝利した場合、Ｍ・ラオニチ（カナダ）を抜き９位となることが決まる。

９位が決まればスリチャパンが記録した自己最高位と並び、アジア人最高位を記録する。

錦織は昨日の準々決勝、第２セットにメディカルタイムアウトを要求し、腰のマッサージを受けている。

スポーツチャンネルGAORA SPORTSで生中継され、勝利後に行われたインタビューで錦織は体調について「正直分からないです。明日すぐ試合なので、明日の夜までにしっかり体調を回復出来るように頑張ります。」とコメントしている。

フェレールに見事勝利し、決勝進出する姿を見たいが、翌月曜日からはマスターズ大会のBNLイタリア国際が始まり、２５日からは全仏オープンが開幕する。

世界ランキングで錦織はラオニチ、Ｊ・アイズナー（アメリカ）、Ｒ・ガスケ（フランス）とのポイント差が近く、故障の影響で早期ラウンドで敗退するとトップ１０から落ちてしまう可能性がある。

そして世界ランク８位のＡ・マレー（英国）とのポイント差は簡単に追いつけるものではないため、ランキングを上げるためにも下げないためにも安定した勝利が必要となる。

「１週間入っただけでは意味がないので、まだ大会も続いてますし、これから１年を通してここにいれるよう頑張ります。」と勝利後のインタビューでコメントしている錦織に更なる期待がかかる。

この日の試合の模様は、スポーツチャンネルGAORA SPORTSで試合当日の５月１０日（土）に生中継で放送される予定。

【番組名】
ATPテニスワールドツアーマスターズ1000「ムチュア・マドリード・オープン<準決勝>」

ムチュア・マドリード・オープン<準決勝>
Ｒ・ナダル（スペイン） vs.Ｒ・バウティスタ=アグ（スペイン）
5月10日(土) 22:28～25:30

ムチュア・マドリード・オープン<準決勝>
錦織圭 vs.Ｄ・フェレール
5月11日(日) 1:58～4:30

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また、試合の模様はスカパー！オンデマンドからスマートフォン、タブレット、パソコンからも閲覧が可能となっている。

≫スカパー！オンデマンド公式サイトはこちら≪

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