国内最大

総合テニス専門サイト「テニス365」

tennis365.net

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

2年間コーチ→チャレンジャー制覇の“夢物語”

クレーコート
イメージ
画像提供: tennis365.net
男子プロテニス協会のATPは10日、6月のアスピリア・テニスカップ(イタリア/ミラノ、クレー、ATPチャレンジャー)でチャレンジャー大会初優勝を果たした27歳のF・ゴメス(アルゼンチン)を特集。2年間、テニスクラブでコーチを務めていた経験やキャリアを見直すきっかけとなった新型コロナウイルスの感染拡大の期間などチャレンジャー大会初優勝までの道のりを振り返った。

>>ルバキナ、クレチコバらウィンブルドン組合せ<<

>>ジョコビッチらウィンブルドン組合せ<<

2019年にアメリカのケンタッキー州にあるルイビル大学を卒業したゴメスはプロへの道に進むことを諦めきれないなか、朝から夜までオフィスで働く選択肢をとらず、テニスコーチとなることを決意する。しかし、2019年冬から2020年前半は新型コロナウイルスが全世界で猛威を振るい、いつか大学レベルを超えてテニスをプレーしたいというゴメスの思いが崩れ落ちていくこととなった。

約2年間、テニスコーチとして毎日11時間球出しとコーチングを行っていたゴメスだったが、競技としてのテニスが恋しくなってくる。そして、新型コロナウイルスのプロトコルが徐々に緩和され始めた2021年9月に友人であるペドロ・カニサに頼み、キャリアを始動させるための資金援助を受けることとなった。

「(当時は)コーチとして働いていたし、幸せだった。泊まるところもあるし、車だってあった。すべてが順調だったけど、それ以外の何かが欠けていたんだ」

「ペドロは僕が試合をしているのを見て『おい、何をしているんだ?教えるのはその後だ!今は教える必要はない。もう1度、自分にチャンスをあげたらどうだ』って言ってくれた。僕が今ここにいるのは、彼の存在が大きかったね」

そして今年、ゴメスはITF大会とチャレンジャー大会を中心に16大会出場。そのすべてがクレーコートの大会だった。そして17大会目となった6月のアスピリア・テニスカップでは予選2試合を勝ち抜き本戦入りすると、さらに5試合に勝利し優勝。7試合のうち5試合にストレート勝ちをおさめ、フルセットとなった2試合はいずれも逆転勝ちだった。

「僕はただ教え、(コーチングで)生計を立てようとしていた。フィットネスをやっているだけで、健康を維持しようとしていた。でも“テニス”は全然だったんだ。この2年間、両手でバックハンドを打ったことはなかったと思う。午前中か午後の遅い時間にフィットネスをしていただけ。時間がなかったし、ツアー全体のメンタリティから切り離されていたんだ」

それでもチャレンジャーツアーを勝ち抜いたゴメスは得意とするクレーコートで優勝。27歳でのチャレンジャー大会初優勝は今シーズンの最年長記録となる。

アルゼンチンにいる両親とミラノから連絡を取っていたゴメスだったが、時差もある。予選1回戦を勝利したゴメスの試合を、母は早朝のためライブで見ることはできなかった。

ゲンを担いだ母はその後もゴメスの試合を見ないという選択をとり、試合がある日は早起きしてスコアのみを追っていた。最後まで両親は試合を見ずに過ごしたが、優勝後にゴメスが電話すると文字通り“叫び”ながら喜んでくれたと明かした。

「両親にとっては物凄く早い時間だったから、最初の試合を見ることができなかったんだ。予選の1回戦で僕は1試合目だったんだけど、両親は見てなかった。僕が勝ったから、母は試合を見ないようにしようとした。もう試合は見てくれなかった。ただスコアを追っていたんだ」

「(優勝したあと)僕が電話して、少し会話をした。彼らは叫んでいて、とても喜んでくれた(笑)。彼らの顔を見るのが本当に楽しかった。僕が目標に到達するために、彼らが何年も費やしてきた努力のすべてをね。前に進むための大きな一歩を踏み出せたんだ」

ミラノでの優勝後、キャリアハイとなる世界ランク224位に浮上したゴメスは現在もその順位をマークしている。

[PR]ウィンブルドンテニス
7/15(月・祝)までWOWOWで連日生中継!
WOWOWオンデマンドでは日本人選手の全試合をライブ配信予定!


■WOWOWオンデマンドはこちら>


【ディアドラ】最新テニスウエア・シューズ
■公式ストアで発売中>


■関連ニュース

・西岡 良仁「今年一充実した」
・17歳の齋藤 咲良 ITF大会で優勝
・ウィンブルドン賞金 10年で2倍に

■おすすめコンテンツ

・テニス体験レッスン受付中
・無料ドロー作成ツール
・世界ランキング
(2024年7月11日10時31分)

その他のニュース

7月18日

元世界2位「自分を第一に」休養発表 (11時27分)

坂本怜 ”侍パフォーマンス”はあり? (10時37分)

兄の敵討ち果たし8強 (9時04分)

フェデラー、ナダル施設を訪問 (7時27分)

7月17日

アシックス新作シューズイベント開催~GEL-CHALLENGER 15~ (16時59分)

第2シード撃破の番狂わせで8強 (15時54分)

世界10位 ツアー80度目の8強 (14時54分)

シャポバロフ 完勝で初戦突破 (13時56分)

世界1位 疲労蓄積で大会欠場 (12時58分)

内島萌夏 複で4強 (11時01分)

世界13位 2ヵ月ぶりツアー白星 (9時54分)

元世界5位が引退発表 (8時33分)

7月16日

錦織圭・シナーら 全米OP出場選手一覧 (21時14分)

大坂なおみら 全米OP出場選手一覧 (19時43分)

逆転有罪で4年間の出場停止 (18時13分)

40歳以上限定 ミックスダブルス大会 (14時15分)

40歳以上限定!男子ダブルス大会開催 (14時00分)

34歳ゴファン 若手下し復帰後初白星 (12時43分)

40歳ワウリンカ 母国で初戦敗退 (11時06分)

綿貫陽介 2週連続で初戦突破 (9時59分)

坂詰姫野が伊藤あおいに完勝 (9時12分)

大坂なおみ 2連続で全米OP出場決定 (8時17分)

錦織圭 4年ぶり全米OP出場へ (7時34分)

7月15日

世界16位が婚約を発表 (21時06分)

シャラポワに次ぐ快挙でトップ5入り (19時56分)

世界10位 負傷によりツアー離脱 (18時48分)

ダニエル太郎 世界493位に逆転負け (16時48分)

モンフィス×キリオス 複出場へ (14時45分)

【1ポイント速報】ダニエル太郎vsエルナンデス (14時20分)

シナー BIG4以外で初の大台到達 (13時53分)

日比野菜緒 ストレート負けで初戦敗退 (9時28分)

内島萌夏 5大会連続で初戦敗退 (8時13分)

ジョージ王子 日本企業のラケット使用  (6時05分)

【画像】ナダルが公開したフェデラーとの2ショット! (0時00分)

【動画】世界ランク113位が第2シード撃破の番狂せで8強、勝利の瞬間! (0時00分)

【動画】ルブレフ 快勝で8強、勝利の瞬間! (0時00分)

【動画】マッチポイントでフォアハンドウィナーを叩き込むシャポバロフ (0時00分)

【動画】ルード 好相性大会で2ヵ月ぶりツアー白星!勝利の瞬間! (0時00分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る


テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!