男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は11日、シングルス3回戦が行われ、第3シードの
C・アルカラス(スペイン)が世界ランク64位の
L・ジェレ(セルビア)を7-6 (7-2), 6-2のストレートで下し、初のベスト16進出を果たした。 アルカラスは試合を振り返り「本当に大変だった」と語った。
>>大坂 なおみvsスターンズ 1ポイント速報<<>>シナー、ズべレフら BNLイタリア国際 組合せ<<>>大坂 なおみ、サバレンカら BNLイタリア国際組合せ<<22歳で世界ランク3位のアルカラスが同大会に出場するのは2年ぶり2度目。初出場となった2023年は3回戦で敗れている。
アルカラスは前週まで行われていたムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)を内転筋の負傷により欠場。今大会が約2週間ぶりの復帰戦となった。
今大会はシード勢が1回戦免除のた初戦となった2回戦でアルカラスは、予選勝者で世界ランク131位の
D・ラヨビッチ(セルビア) を下して3回戦に駒を進めた。
一方、世界ランク64位のジェレは2回戦で第31シードの
A・ミケルセン(アメリカ)を下しての勝ち上がり。
3回戦の第1セット、アルカラスは第3ゲームでブレークされたが、第6ゲームでブレークに成功。しかし第11ゲームで2度目のブレークを許してしまう。それでも相手のサービング・フォー・ザ・セットで迎えた第12ゲーム、4度目のブレークポイントをものにしてブレークに成功しタイブレークに持ち込む。
タイブレークではアルカラスが2度のミニブレークに成功しこのセットを先取する。
第2セットに入ると、リズムを掴んだアルカラスが第1ゲーム・第3ゲームと連続でブレークに成功し1時間43分で勝利しベスト16進出を果たした。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにアルカラスのコメントを掲載している。
「正直言って、良いリズムを見つけて、試合の流れを掴むのは本当に大変だった」
「第1セットは彼(ジェレ)のプレーが本当に堅実だった。彼を止める方法が見つからなかった。それほど序盤は厳しかった。第1セットは彼がサーブを打っていたので、僕はただそこに留まり、精神的に強く、チャンスを待つしかないとばかり思っていた。第1セットを取れて本当に嬉しかった」
「第2セットは、自分のプレーが良くなっていたと思う。彼はいくつかミスをしたが、それを最大限に生かそうと努力した。本当に嬉しい」
今大会鼻ストリップを着用していることについても語った。
「怪我からできる限り復帰しようとしていたら、風邪をひいてしまった」
「でも、コートに立ったら、そういうことは考えないようにして、とにかくプレーを続けるようにしている。難しい時もあるが、ストレートで試合を終えて次の試合に向けて体力を温存できるのは素晴らしい」
勝利したアルカラスは4回戦で第23シードの
K・ハチャノフと対戦する。世界ランク24位のハチャノフは3回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した同101位の
F・パッサロ(イタリア)を下しての勝ち上がり。
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