男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は11日、シングルス3回戦が行われ、世界ランク83位の
C・ムーテ(フランス)が第9シードの
H・ルーネ(デンマーク)を7-5, 5-7, 7-6 (7-4)の3時間44分に及ぶフルセットの死闘の末に破り、初のベスト16進出を果たした。この試合は今季のツアー大会における3セットマッチの試合で最長のものとなった。
>>【動画】今季最長3時間44分の死闘!ムーテ 勝利の瞬間!<<>>シナー、ズベレフ、アルカラスら BNLイタリア国際 組合せ<<>>大坂 なおみvsスターンズ 1ポイント速報<<26歳のムーテが同大会の本戦に出場するのは3年連続3度目。最高成績は昨年の2回戦進出となっていた。
今大会は1回戦で世界ランク82位の
R・ヒジカタ(オーストラリア)を下し初戦を突破。2回戦では第21シードの
U・アンベール(フランス)の途中棄権により3回戦に駒を進めた。
世界ランク10位のルーネとの顔合わせとなった3回戦の第1セット、ムーテは安定した試合運びでキープを続けると終盤の第11ゲームでブレークを果たし先行する。
しかし第2セット、両者1度ずつブレークを奪い合い迎えた第12ゲームでムーテは2度目のブレークを許し1セットオールに追いつかれる。
ファイナルセット、ムーテは第5ゲームで先にブレークを奪い、第10ゲームでサービング・フォー・ザ・マッチを迎えるも、3度のマッチポイント逃しブレークバックを許す。それでも、その後突入したタイブレークでムーテは接戦を制し3時間44分の死闘を制した。
この試合は今季のツアー大会における3セットマッチの試合で最長のものとなった。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトに試合後のムーテのコメントを掲載している。
「彼(ルーネ)は本当に素晴らしい選手だ。最後に僕がブレークした時でさえ、彼はまだ戦い続けていて、道を見つけようとしていた。今日は本当に辛かった。このコートに立つのは初めてだった。ここは美しく、みんなが僕たちを応援してくれている。何と言っていいのか分からない。今日は本当に頑張った。本当に幸せだ」
勝利したムーテは4回戦で第5シードの
J・ドレイパー(イギリス)と対戦する。ドレイパーは3回戦で予選勝者で世界ランク92位の
V・コプジバ(チェコ)を下しての勝ち上がり。
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