アルカラス 初V「全て誇り」

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アルカラス
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男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は日本時間19日(現地18日)、シングルス決勝が行われ、第3シードのC・アルカラス(スペイン)が第1シードのJ・シナー(イタリア)を7-6 (7-5), 6-1のストレートで破り初優勝を飾るとともに、ツアー大会で19度目のタイトル獲得を果たした。アルカラスは試合後に「試合を通して良いレベルを維持できた。今日の自分のプレー全てを本当に誇りに思う」と語った。

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22歳で世界ランク3位のアルカラスが同大会に出場するのは2年ぶり2度目。初出場となった2023年は3回戦で敗れていた。

今大会は初戦の2回戦で予選勝者で世界ランク131位のD・ラヨビッチ(セルビア)、3回戦で同64位のL・ジェレ(セルビア)、4回戦で第23シードのK・ハチャノフ、準々決勝で第5シードのJ・ドレイパー(イギリス)、準決勝で第8シードのL・ムセッティ(イタリア)を下し決勝に駒を進めた。

同世代の若手選手として現在のテニス界を牽引している23歳で世界ランク1位のシナーとの頂上決戦となった決勝戦の第1セットは、両者ともに質の高いプレーでキープを重ねタイブレークに入ると、アルカラスはこれを制して先行。続く第2セットは、アルカラスが第2ゲーム・第4ゲームでブレークに成功し、このリードを最後まで守り切って1時間43分で優勝を決めた。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトにアルカラスのコメントを掲載している。

「ローマで初のタイトルを獲得できて本当に嬉しい。これが最後にならないことを願っている」

「まず最初に言いたいのは、ヤニック(シナー)がここまで素晴らしいレベルに戻ってきたことを本当に嬉しく思っているということだ。(ドーピング違反による出場停止処分から)3ヵ月ぶりに復帰し、復帰初戦で『ATPマスターズ1000』の決勝に進出するのは、彼にとって決して楽なことではなかったと思う。信じられないような偉業なので、心から祝福したい」

「試合への精神的なアプローチには自信を持っているんだ。戦術面では、最初のポイントから最後のポイントまで、かなり良いプレーができたと思う。ジェットコースターのような展開にはならず、試合を通して良いレベルを維持できた。今日の自分のプレー全てを本当に誇りに思う」

アルカラスは25日に開幕する全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム) についても語った。

「今、みんなの目はパリ、ローラン・ギャロス(全仏オープン)に注がれている」

「ヤニックに勝ち、ローマで優勝したこと。この2つが相まって、パリに向かう大きな自信につながっている」

「『決勝はプレーするものではなく、勝つものだ』といつも言っている。決勝に臨むたびに、この考え方を繰り返すだけ」

「自分に起こったことに興奮している。でも、それは自分が正しいことをしているということであり、これからも正しいことを、正しい努力を続け、パリに臨むつもりだ」

アルカラスはこれでツアー大会19度目、「ATPマスターズ1000」では7度目のタイトル獲得となった。


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(2025年5月19日8時41分)
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